映画史の空白を埋めるSEOUL
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“韓流”でアジアを席けんしている韓国映画。
世界市場を視野に入れ始めた韓国映画界では、話題作が相次ぐ一方で、今、映画史の空白を埋める地道な作業が進んでいます。
韓国映像資料院。この国立映像アーカイブでは、劇映画と記録映画を中心に、終戦や朝鮮戦争、その後の政変などで散逸した映像資料を、外国にも足を伸ばして探し始めています。推進役は、院長のイ・ヒョインさん(44歳)。2003年に、民間から抜てきされて就任しました。
イさんは、映画フィルムを探すだけでなく、発見された作品の公開や、激動の歴史を生き延びてきた映画関係者の証言を映像に記録する事業など、精力的に活動を続けています。
番組では、韓国映像資料院イ・ヒョイン院長を軸に、戦後60年を迎えて映像収集事業に本腰を入れる韓国の現状を描きます。

 
[取材ノート]
映像資料院所蔵のさまざまな映画を取材で見ました。中でも、1960年代の名作の数々は、いまブームの韓国映画よりむしろ面白いと思いました。映画「晩秋」は何度もリメークされていて、リメーク版を見ましたが、やはりオリジナル版を見たくなりました。昔と今の映画を何本も見て実感したのは、韓国はドラマになりやすい歴史を抱えているということでした。